
さあ、先日の出張の経費精算申請書を作ろう…

あ、今日の帰り牛乳を買わなきゃ

あ、明日の定例会のレポートまだ作っていなかった(汗)

あ、今夜は「TVドラマ 『ADHDと言う勿れ』」の日だ、楽しみ♪

あ、健康診断の予約しなきゃ…(汗)

どう、はかどってる?

〇☆§ΘΨ(脳内カオス)
次々といろいろなことが頭に浮かんで、目の前のことに集中できない「ADHD系 大人の発達障害グレイゾーン」あるある
興味があること以外に対する集中力がほぼゼロで次々に興味の対象が移り、衝動的にそれに飛びつくのは私達「ADHD系 大人の発達障害グレイゾーン」にとって毎日経験することです。
これを私は「脳の多動性」と呼んでいます。
締め切りに追われてやむにやまれず「興味の湧かない、刺激のない作業」をわずかしかない気合だけでこなすと、
その後はほぼ気力ゼロでなにも手が付かない状態になるという悲しい経験も多いことでしょう。
ひとつのタスクに集中して取り組んでいると、次々と別のことが浮かんできて、目の前の対象への集中力を奪おうとします。
私達は結局その誘惑に打ち勝てず気が付くと今やらなくても良いことに多くの時間を費やしてしまいむなしい気持ちになってしまいがち。
そして「未完のタスク」の山に埋もれてしまい「未完タスクが蓄積するのに反比例して脳内タスク処理容量が低下」で作業スピードダウン。
もはや優先順位をつけるというレベルではなくどれもこれも緊急タスクに変わっているという悲しい事態。
結局締め切りを守れず周りからの信頼も失われるという悪循環に陥ります。
対策:脳内の交通整理をしましょう
我々「ADHD系 大人の発達障害グレイゾーン」は、自制心というものへの期待を捨てることから開始しましょう。
そして「脳内交通整理」の仕組みづくりに取り組みましょう。
■脳内交通整理
- タスクはマルチタスク(同時処理)ではなくシングルタスク(ひとつの処理が終わってから次のタスク)を基本とする
- 今取り組んでいるタスク以外のことを頭によぎったら、手元に「ふせん」を用意しておいてそこに書き込む。
- 1つのふせんには1タスクのみ
- タスク以外でも浮かんだことはすべて「ふせん」に書きこんで脳内記憶装置から追い出す。
- タスクをいくつかこなし、休憩に入る前に「ふせん」の内容を手帳に転記する。
- 取り掛かる日時が決められるタスクは予定表に転記
- 決められないものは、決まるまでその「ふせん」を予定表の空いているスペースに貼っておく
- アイディア等はメモ欄に転記
このシンプルな取り組みで「多動する脳」内に浮かぶ事柄の「交通整理」の感覚を身につけましょう。